2016-17年度
国際ロータリー第2710地区
G10 第33代 会長

山﨑 欣亮

 

会長方針

A.ロダンの言葉に「伝統とは形骸を継ぐものにあらず、その精神を継ぐものである」とあります。
100年を超えるロータリーの歴史の中で、守るべきもの変えていくべきものを、そのロータリー精神を学ぶことで考えていきたいと思います。

福山東RC会長テーマ

「ロータリー温故知新」<入りて学び、出でて行動せよ>

活動方針

1.ロータリー活動への積極的な参加
2.ロータリーの理解とクラブの規律維持
3.会員増強と維持
4.がん予防委員会の設置

国際ロータリー会長テーマ

“Rotary Serving Humanity”
「人類に奉仕するロータリー」
Rotary International Gavanor John Germ

日本2710地区ガバナー信条

“Vocational Service Only Brings About Happiness and Peace”
「奉仕の中にこそ幸福と平和がある」
D2710 Gavanor 田原榮一

福山東ロータリークラブ2016-17年度の会長、山崎欣亮です。

皆さんロータリークラブに参加してみませんか?

ロータリークラブは、私の今までの人生になかった経験をさせてくれる場だと実感しています。それを「人生の価値」だと認識できる方は多くないと思いますが、色々な奉仕活動を経験することで、新しい人との繋がり、親睦、友情、連帯感を得ることができました。

私達がやってきた国際奉仕活動をいくつかご紹介します。
ひとつは、タイ国の小学校に自転車を贈呈するプロジェクトでした。
貧しい地域の小学校へは、小さな子供たちが舗装されていない道を何キロも歩いて通う状態でした。通学に問題があるため(まさに隘路でした)学校に通うのを躊躇う子供たちがいたのです。
そこへ日本では放置されていた自転車を、回収して整備し乗れるようにする団体から、無料で何百台も貰い受け、タイへ送るプロジェクトを行いました。これはタイ・バンコクにあるスリオン・ロータリークラブとの共同事業でした。
私達は、現地の小学校に赴き、実際に子供達に会い、自転車をプレゼントする贈呈式を行いました。子供達の自転車を見る輝く瞳は、今でも忘れられません。
この奉仕プロジェクトは3年間継続しました。


次に、インドネシア・バリ島における水資源プロジェクトもご紹介しましょう。
バリ島と言えば、南国のリゾートアイランドというイメージですが、それは一部の観光地だけです。島内の山地に行くとまだまだ貧しい村が沢山あって、乾季になると子供達の朝の仕事は水汲みでした。水源まで何キロも山道をバケツを持って水汲みに行くのです。
インドネシアの小学校は午前中だけ授業がありますが、その水汲みのせいで学校に通えない子供達が多くいたのです。
そこで私達は、友好クラブとお金を出し合ってそんな村の近くに、水のタンクを作りました。水源地から長いパイプを引いたのです。完成時には、私達は現地に赴き、タンクの水道から水が供給されるのを、村民と共に喜びました。
この企画は、バリタマン・ロータリークラブとの共同事業として5年間、つごう10か所以上の村に実施しました。(ロータリーマークの入った青いものがコンクリートのタンクです)


お分かりのように、これらの国際奉仕活動は、子供達の就学支援に関するものです。(識字率向上と水と衛生のプロジェクト)子供達が学校へ通うのにどこに隘路があるのか探り、その解決策を検討し日本から提供したのです。
貧しい地域の子供達にとって、日本と言う遠くの国から日本人が来て良いことをしてくれたという程度かも知れません。しかし、資源も資産もない人々が、貧困から抜け出すには、勤勉しかないことは、敗戦から立ち上がり豊かな経済大国となった日本が証明しています。


私達ロータリークラブが出来ることは、小さなことかもしれませんが、現地での子供達の笑顔とキラキラ輝く目に出会った時の感動は、今も忘れられません。そういう経験にこそ価値があると私は思います。
一緒に、世界に貢献しませんか。