2022-23年度 国際ロータリー会長テーマ

IMAGINE ROTARY
イマジン ロータリー

2022-23年度国際ロータリー会長
ジェニファー・ジョーンズ
ウィンザー・ローズランドRC(カナダ)

RI会長メッセージ

“想像してください、私たちがベストを尽くせる世界を。私たちは毎朝目覚めるとき、その世界に変化をもたらせると知っています”

 ジョーンズ氏は、世界にもたらせる変化を想像して大きな夢を描き、その実現のためにロータリーの力とつながりを生かすよう呼びかけました。

 ロータリーの力とつながりを生かした自身の体験として、昨年アフガニスタンからの米軍撤退が進む中、一人の会員から、ある若いアフガニスタン人の平和活動家を国外退避させるために力を貸してほしいと頼まれ、「ロータリーの不思議な力(magic of Rotary)」を頼りに、数年前に出会った元ロータリー平和フェローに連絡し、1日も経たないうちに、その活動家は退避者リストに加えられ、間もなくヨーロッパ行きの飛行機に乗ることができたと話しました。

果たしがいのある責任を会員が担えるように

会員の積極的な参加を促すために、ロータリーには「適応と改革」が必要だとし、ロータリーでの私たちの中心的な役割は、各会員の参加を促すための適切な『部品』を見つけること、詰まるところ、大切なのは会員にとっての快適さと会員への配慮ということです。積極的な参加こそが会員の維持にとって重要であり、会員がロータリーに何を期待するかを尋ねた上で、果たしがいのある責任を会員に与えることが必要だと述べています。

ロータリーでの参加型の奉仕、人間的成長、リーダーシップ開発、生涯にわたる友情こそが、目的意識と熱意を生み出します。

変化を受け入れることは、新しいクラブのモデルを受け入れることです。次年度に革新的なクラブまたは活動分野に基づくクラブを少なくとも二つ設立することを次期ガバナーに求めました。クラブとロータリーでの体験に満足してもらえるように、会員が積極的に参加できるようにしましょう。

 

2023 年までにロータリー会員基盤の 30%を女性にするというRI理事会の目標について、110 カ国以上が既に達成し、ローターアクトでは会員全体の50%以上が女性であることを指摘しました。

ロータリーは、繋がりを生かして協力関係を深め、新たなパートナーシップをつくり出していく必要があり、それをあらゆるレベルで行うことができると述べています。

「私たちには皆、夢があります。しかし、その実現のために行動するかどうかを決めるのは私たちです」と述べ、ロータリーのような団体がポリオの根絶や平和の実現といった大きな夢を抱くなら、「それを実現させる責任は自分たちにある」と語り、次のように締めくくりました。

「昨日のことをイマジン(想像)する人はいません。それは未来を描くことです」

テーマロゴは、オーストラリアの先住民族のアートで、環は人々の繋がりを、周りの点は人々を表すと同時にロータリーの7つの重点分野を表しています。環と点を組み合わせると航路を示す星、私たちの道しるべとなります。

その下の緑色の線は掘り出し棒で力仕事をするときに使うもの、会員にとっては物事を成し遂げる時に使う道具を表しています。

ロゴの3色(紫、緑、白)は、多様性、公平さ、インクルージョン(DEI- Diversity, Equity, Inclusion)を強調し、また「紫-ポリオ、緑-環境、白-平和」を意味して新しさと力強さを表現しています。

公式行事の服装には3色すべてでなくても1色でも使って自己を表現しながらも、特別な繋がりが持てるようにして欲しいと述べています。

2022年国際協議会テーマ講演より、石川ガバナーエレクト抜粋

2022-23年度国際ロータリー会長

ジェニファー・ジョーンズ
ウィンザー・ローズランドRC(カナダ)